平均年収が1,000万円前後であり、就活人気上位Top10に3社が名を連ねる大人気の保険業界。(出所:キャリタス就活)
コロナ禍や保険の多様化・DX推進によって、生命・損害 両保険共に多くの課題と変革を求められている業界でもあります。
そんな人気と複雑性のある保険業界ですが、選考を受ける上で、業界の歴史や職務内容など理解すべきことは多岐にわたります。
業界研究を進める上でオススメの本を3冊紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
特に3冊目の本は、混乱を極める保険業界において、長期的な目線を持つのに役立つ一冊です。
主要企業
生命保険
業界規模:31兆円(2020年度)
主要企業(2020年度 保険料等収入)
- 第一生命HD (4兆7,303億円)
- 日本生命 (4兆2,646億円)
- かんぽ生命保険 (2兆6,979億円)
(出所:各社有価証券報告書)
損害保険
業界規模:10兆円(2020年度)
主要企業(2020年度 保険料等収入)
- 東京海上HD (3兆6,065億円)
- MS&ADインシュアランスG (3兆5,009億円)
- SOMPOホールディングス (2兆9,235億円)
(出所:各社有価証券報告書)
給与・待遇
生命保険
- 平均年収:949万円
- 平均勤続年数:14年10か月
- 平均年齢:41歳10か月
(出所:第一生命HD 2021年3月 有価証券報告書)
損害保険
- 平均年収:1,292万円
- 平均勤続年数:18.1年
- 平均年齢:43.7歳
(出所:東京海上HD 2021年3月 有価証券報告書)
業界研究に役立つ本3選
保険業界の業界研究を進める上で役立つ本を、3つの観点で★☆☆☆☆~★★★★★評価し、紹介します。
オススメ度(読みやすさと役立ち度を踏まえ購入する必要があるか?)
読みやすさ(学生にも読み進められる難易度で書かれているか?)
役立ち度(就職活動を進める上で必要な情報がまとまっているか?)
気になるものがあれば、ぜひ購入してみてくださいね。
第1位 図解即戦力 保険業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書
(参考価格:1,650円)
オススメ度:★★★★★
読みやすさ:★★★★★
役立ち度 :★★★★★
保険業界の事業構造・ビジネスの仕組み、専門用語から業界再編の動きなど、生命保険・損害保険それぞれで別れて構成されており、幅広くわかりやすく理解できる一冊です。
また、ビッグデータやブロックチェーン技術の取入れによって、保険業界がどのように変わっていくか、他業種と連携した保険の多様化など、業界が解くべき課題も網羅されています。
保険業界のビジネスおよび業界研究を進める上で、必須となる一冊です。
第2位 生保・損保特集 2021年版 (週刊東洋経済臨時増刊)
(参考価格:1,200円)
オススメ度:★★★★☆
読みやすさ:★★★★★
役立ち度 :★★★★☆
保険業界のを取り巻く現状などを、インタビューや各社財務データから詳しく深掘りされた一冊です。
こちらは、より実態・今にフォーカスされたコンテンツになっており、これから選考を受けようとしている方には、ぜひ一度目を通していただきたいです。
第3位 保険業界2.0
(参考価格:1,650円)
オススメ度:★★★☆☆
読みやすさ:★★★☆☆
役立ち度 :★★★★☆
保険業界は、コロナ禍や商品競争の激化・低金利など、とても難しい時代を迎えています。
そんな業界にあって、生損保それぞれに長く従事した著者だからこそ書ける、今までと将来像を俯瞰できます。
既にインターンや書籍等で業界理解が進んでおり、より深く入った勉強や知識を身につけたい方に、レベルアップとして手に取っていただきたい一冊です。
終わりに
業界研究に役立つ本を3冊ご紹介しました。
保険業界も例にもれず、コロナ禍やデジタル化といった難しい時代にある業界です。
そんな難しくも人気のある業界だからこそ、差をつける為には業界研究・業界理解は欠かせません。
気になるものがあれば、ぜひ購入してみてくださいね。
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